原因となる花粉は、植物の種類によって飛散時期が異なります。
スギ 2~4月
ヒノキ 3~5月
イネ科 5~6月
ブタクサ・ヨモギ 8~10月
花粉に対するアレルギーの有無は血液検査等で確認することが可能です。ただ、どの花粉が原因であっても症状に応じて処方する薬は同じですので、抗アレルギー剤を使用して症状が改善することを確認し花粉症と診断する「診断的治療」が広く行われています。
治療は上記のように抗アレルギー剤の投与(内服・点眼)を中心に行います。ステロイド薬の点眼・点鼻もよく用いられます。
また、「原因となる花粉の回避」も有効です。外出時にはゴーグルやマスクを着用し、帰宅後は早めに皮膚や髪に付着した花粉を洗い流します。飛散の多い日は不要な外出を避ける、洗濯物は室内に干す、等の対策も効果があります。
やまいもやなつめ、ねぎを食事に取り入れるとしのぎやすくなります。
このような対処を講じてもつらい症状が続く場合、以下の治療をおすすめしています。どちらの治療も開始前にアレルギー検査で陽性の確認が必要です。
●舌下免疫療法
少量のアレルゲン(アレルギーの原因物質)を毎日舌の下に投与することで体をアレルゲンに慣らして症状の出現を抑える治療です。
●抗IgE抗体注射薬
内服や点鼻を用いても症状が改善しない重度の花粉症の場合、抗IgE抗体注射薬(オマリズマブ:商品名ゾレア)を2~4週に1回注射することで症状を抑えることが可能です。
漢方で花粉症に対応することも可能です。抗アレルギー剤の内服では副反応として眠気が出ることがありますが、漢方は眠気の出ない治療です。ご希望の方はご相談ください。