胃腸炎(嘔吐下痢症)
ウイルスが胃腸に入ることで胃腸の働きが悪くなる病気です。
突然の嘔吐で始まり、続いて下痢が見られることが多くあります。
下痢は3〜7日程度続きます。1〜2歳までの乳幼児では下痢が長引くことがあります。時に発熱を伴いますが、胃腸炎の発熱は1〜2日で自然に下がることが多いです。
原因はウイルス(ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルス等)であることが多いです。手指を介した接触感染が主な感染経路です。
治療は対症療法が中心です。抗ウイルス薬などの特別な治療法はありませんので、ご家庭での正しいケアが大切です。
嘔吐したら30分〜1時間休ませます。吐くのがおさまったら、経口補水液やイオン飲料などを一口ずつ(ペットボトルのキャップ1杯程度)5〜10分おきに飲ませてみます。このような飲料が苦手な場合はりんごジュースやお吸い物など塩分や糖分が含まれているものを利用しますが、柑橘系・炭酸・乳飲料は胃に負担がかかり嘔吐を誘うので控えましょう。
嘔吐が落ち着き下痢をしてきたら、暖かくして休ませます。食欲があればお粥・うどん・パンなどの炭水化物を少量ずつ与えましょう。油分の強いもの、繊維質のものは避けましょう。お粥にしょうがやにらを少量加えるとお腹が温まります。山芋をすりおろして加え加熱すると胃腸の力を助け回復を促します。
母乳はそのまま与えますが授乳時間を短めにしてみましょう。粉ミルクは無理に薄めず普段通りの濃さで大丈夫です。1回量を少なめにしましょう。
吐いたものや便に血が混じる時、嘔吐が続き半日以上排尿がない場合、強い腹痛が続き下痢が頻回な時は早めに受診しましょう。
漢方薬には胃腸の状態に働きかけ回復をサポートするものがいくつかありますのでご相談ください。