コロナ罹患後症状(Long-COVID)
新型コロナウイルス感染症の急性期症状(発熱・のどの痛み・咳嗽・体の痛みなど)は1週間程度で改善することが多いですが、感染性を失ってからも症状が持続したり、一旦症状がなくなり回復したと思われた後に新たな症状を生じたりすることがあり、「新型コロナウイルス感染症罹患後症状」(Long-COVID)と呼ばれています。
急性期症状の重さと罹患後症状の発症しやすさには関係がないとされており、急性期が軽症であっても、高齢者でも若年者でも誰でも発症する可能性があります(女性にやや多い傾向があります)。
罹患後症状の内容は長引く咳嗽・倦怠感・呼吸苦・睡眠障害・味覚嗅覚障害等多岐にわたり、原因は特定されておらず検査・治療も充分確立されていませんが、漢方が有効な場合がしばしばあります。
脈や舌の状態を見極め、適切な方剤を処方しています。
症状が重くなる前に、早めの対処が肝要です。
それぞれの病態に応じ、ふさわしい処方や養生も異なります。
西洋薬との併用も可能です。
お気軽にご相談ください。